MADDEN

CONCEPTCONCEPT

since1974
since1974

Simple, durable and lasts longer.
~シンプルで耐久性があり、どの製品よりも長持ちする製品を~コロラドで培われた経験と技術を継承し、シンプルで耐久性があり、どの製品よりも長持ちするアウトドアプロダクトを目指しています。

製品には全てコロラド州旗とPACK RATSのタグが縫われており、大自然の豊かな時間で生まれた誇りと遊び心も受け継がれております。

HISTORYHISTORY

since 1974

1972年の春、ノースカロライナ州のアウトワード・バウンド・スクール(アウトドア活動の短期学校)で指導員を務めていたダン・メデンは、リュックサックを引きずって歩く学生を眺めているうちに1つのアイデアを思いつきます。

「祖母に習った裁縫の技術を生かして、生徒が何年も使えるような丈夫なリュックサックを作ろう」

幸運にもダンは、指導員として生徒に接していたことで、彼ら生徒がシンプルで耐久性があり、飽きの来ないスタイルのリュックサックを欲していることがわかっていました。 製造を開始して数カ月もすると、ダンのもとには全米のアウトワード・バウンド・スクールから注文が殺到することになったのです。

1974年、リュックサック製造・販売の本格的な事業化を決意したダンはノースカロライナ州を離れ、コロラド州ボルダーにて、ビジネスパートナーでもある友人とともに最初の店舗を構えました。そうして、私たちMADDENの歴史がスタートしたのです。

本物は廃れない
本物は廃れない

本物は廃れない

実はMADDENは一度、ブランド存続の危機に陥っています。本国アメリカだけでなく、ヨーロッパでは現主要アウトドアブランドよりも多くのバックパックを売り上げ、日本は大手セレクトショップの別注などを通じて“知る人ぞ知る”の地位を築き上げていたにもかかわらず、2003年にMADDENは事業を停止しました。 アウトドア業界にも海外製造やeコマースの普及といったイノベーションが起きており、つまるところMADDENは、製品そのものの品質とは関係のない潮流に歩を合わせられなかったのです。

しかし2014年、10余年の時を経てMADDENは再始動します。1990年代初頭からMADDENに務めていたマイク・ヴァルヴァーノが発起人となり、かつての仲間たちを呼び集めて製造を再開したのです。オリジナルのパターンを使い、縫製もかつてと同じコロラドの職人が担当。1974年から素材もスタイルも変わらない、シンプルで高品質な、どのブランドより長持ちするバックパックはスタンダードとして受け入れられ、復活を遂げました。

そう、結局どんな困難があろうとも、本物が廃れることはないのです。

コロラドの誇りを受け継いで

MADDENのオリジンは、アメリカ国内の素材を用いて、コロラド州で製品を生産することにあります。地元コロラド州のバイソンレザーや、カンザス州にあるインビスタ社製の超高強度ナイロン「コーデュラ」を積極的に採用するなど、メイド・イン・USAのこだわりが私たちのアイデンティティを確たるものにしていました。事実、2014年のブランド再開にあたってもコロラド州コマースシティにあったMADDENの元工場を使っており、同工場を保有していたかつてのプロダクト・マネージャー、ティナ・ジョンソンの会社に委託することで、往時と同じ設備による製造にこぎつけたほどです。

コロラド州には知識豊富で才能ある職人のコミュニティがあり、なによりMADDENチームのほとんどは地元の仲間でもありました。MADDENのバックパックを手に取ったら、彼らのソフトボールチームのマスコットキャラであったPACK RATS(ネズミ)のタグと、コロラド州旗タグの2つを探してみてください。それらは私たちのプロダクトがコロラドの職人たちの遊び心を受け継いでいること、そしてオリジンを引き継いでいることの証であり、デザインやトレンドのみに執着した贋物とは異なる、本物のバックパックであるという誇りなのです。

ヘリテージ

ヘリテージ

MMADDENのプロダクトは、通学・通勤やハイキング用途を求める生活者から、クライミングインストラクター、スキーパトローラー、森林消防隊といったアウトドアエキスパートまで、様々なユーザーに向けて作られ、40年にわたってオリジナルであり続けてきました。

例えば、私たちのブランドを代表するプロダクトであるDAN’s PACKは、創業者ダン・メデンがプライベートで愛用していたバッグパックがその原型であり、彼が1970年代から20年以上も愛用していたパックの設計図に沿ってデザインされています。

もっとも、ヘリテージに固執してばかりでは本質を見失ってしまうでしょう。現在のDAN&’s PACKは多様なファブリックを採用していますし、クラシックの1つであるDAYLITEでも、オリジナルの意匠を踏襲しつつも、タブレットやノートPCが入るよう内部を現代的にアレンジしています。 自らの足跡を見据えつつも、進化を恐れないこと。「もしもMADDENの歩みが途中10年間休むことなく続いていたら、どんな進化をしていただろう?」と自問することを、私たちはけっして忘れないようにしているのです。

クオリティ

クオリティ

1972年の春に最初のパックを製造して以来、MADDENのプロダクトはオリジナルのパターンとオリジナルの素材を用いて、プロフェッショナルな職人たちの手で縫い上げられていました。そうして実現した高いクオリティにより、私たちのプロダクトはアメリカやヨーロッパ、日本の目の肥えた冒険家たちから支持を集め、愛されることになったのです。

例えば、1980年のアメリカ人女性登山隊によるダラウギリ 1遠征。1981年のアメリカ登山隊によるエベレスト遠征。1982年のカナダ登山隊によるエベレスト遠征。命のかかる極限環境に耐えるタフな装備として、私たちMADDENのバックパックが選ばれてきました。

創業時からパックの製造に関わっていた従業員の多くは、地元コロラドにそびえるロッキー山脈での探検を経験しており、彼らの知識や経験は手がけるプロダクトの製造工程へ還元されています。シンプルで耐久性があり、どの製品よりも長持ちするアウトドアプロダクト。MADDENのクオリティを今なお担保し続けているのは、本物のアウトドアマンが作ったバックパックであるという事実に、他なりません。